ジオパークぞ 特急いなほ ど真ん中
鳥海山・飛島ジオパーク、更に豊穣の海の庄内平野のど真ん中を、黄金色に染めた東急いなほが疾走しています。
望郷の ライブカメラは ジオパークぞ 北は出羽富士 西は飛島 |
| 出羽富士や 六根清浄 遊佐の夏 |
| 清浄とは六根(目、鼻、耳、舌、身、意)から生じる欲望を捨て登山をするという意味で「ドッコイショ」は六根清浄が訛ったもの。 |
| 町史に 先祖の名前 見つけたり 孫子に語る 我が家の歴史 |
| 出羽富士や 北窓開けて 深呼吸 |
| 北窓は春の季語。冬は閉めたままの北窓を久しぶりに開けると出羽富士と同時に爽やかな空気が部屋に流れ込み、思わず深呼吸。 |
| 渡り鳥 腹を空かして 遊佐町に 豊かな土地と 本能が知る |
| 懐かしや 虎落笛聞く 里の村 |
| 虎落笛は冬の季語。久しぶりに育った村に帰省すると吹雪が垣根や塀に吹き付け、「ひゅうひゅう」と鳴いていました。 |
遊佐の秋 黒い影さえ 熊に見え
遊佐町の松林を通行していると黒い塊に目が入り、ブレーキを踏み良く見ると、ただの切り株でした。
クマを見た 何度も語り 秋が行く
一度見た 熊の目撃 自慢げに 幾度も語り 尾ひれも付けて
立ち話し クマの話題に 秋の風
熊避けの 鈴を鳴らして 野良仕事 つま先立てて 辺り見渡す
熊が出た 遊佐の警報 秋の空
秋深し 熊の怖さを 知りながら 山の恵みに 村人向かう
また出たか 熊に怯える 秋の山
山の幸 分かっていても 近年は クマに奪われ ヒト哀れなり
今年もか 熊の出初めに 山笑う
(「山笑う」は春の季語)
秋深し 朝な夕なに 熊が出た 村のアラート 定時の知らせ
黒影に おののく村は 秋深し
通学路 熊が駆け足 遊佐の秋
秋深し まるでコタンか 郷の村
山の幸 今年は我慢 熊に負け
山の幸 クマに奪われ 年越せず
雑煮餅 何か足りない 山の幸
雑煮餅 萠出に代えて なめこかな
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